あなたがあなたらしく働ける中小企業の魅力を知る。

社長の本音 × 就活生の本音 Vol.1 社長の本音 × 就活生の本音 Vol.1

社長の本音 × 就活生の本音 Vol.1

まちづくり企業

物作り企業

業種区分
大濱育恵 株式会社健幸プラス:(健康福祉サービス業)
エリア
京都府/京都市伏見区

求める人物像って難しい! やりたいこともないんです

水野 採用ページに書いてある「求める人物像」に自分が当てはまらない時って、自分にその企業が合わないってことなんですか。それに、私自身はっきりやりたいって思うことがなくて、どういう職業に就こうかも迷っています。
北村 難しい質問ですね。僕は就活の際、どうせやるなら、楽しくやろうと思って、ひとつひとつをクリアしていくようなゲーム感覚でやっていました。そして僕もやりたいと思うことも特になかったです。あと当時はガラケーの時代でスマートフォンが無かったので、今より情報を得られる機会が少なかったです。だから企業が求める人物像を理解できるだけで十分だと思います。何を求められていて、それを理解する能力があればいいんです。理解できなかったら次に進めないし、理解した結果自分のやりたいことと違えば選ぶこともないでしょうから。

渡辺 昔って、そんなに情報開示が今より少なかったんですか?
北村 就職サイトか資料請求かOB訪問ですよね。
大濵 ホームページなんて、中小企業では無かった気がします。
北村 だから、面接で「何がしたいの」って聞かれても、あんたの会社そんな知らんし!と思っていたので、何が出来るのか、何が楽しかったかなど聞いて、こっちが面接をしているような感覚でいましたよ。

変化に対応しながら「楽しむ」

北村 求められる人物像の中で、自分がどこまで応えられるかだからね。突如来た質問にどう応えるかも必要ですよ。答えを作りすぎていると違和感を感じますね。
水野 確かにそうですね。
大濵 決めてきたことを言われても、前準備ができる子だ!とは思うけど、その場その場の対応はできない子なのかな?って思いますね。コロナを経て、より今の時代に対応できなきゃと感じます。二人はダーウィンの進化論って知っていますか?
水野 聞いたことあります!
大濵 強いもの賢いものが生き残れるんじゃなくて、変化に対応できるものが生き残れるって事で、面接の時とかにもこの人は変化に対応できるかどうかも見られていると思いますよ。
北村 それに、本当にこの会社に入っていいのか、学生側も会社を面接するくらいでよいと思いますよ。

就活が嫌!前向きになれない!スーツ着たくない!

渡辺 将来やりたいことがあるから、就活して就職したって一生いないって思うと「面倒だな」って思っちゃうんです。
北村それはね、働くって何かという事で。普通に考えると、お金を稼ぐとか社会貢献とかになると思うけど、根本的には自分が楽しいかどうか。その楽しいっていうのが、お金を稼ぐことでも、何でもよいけど、ベースにあるのは楽しさだと思いますよ。
大濵 でも、就職はした方がよいと思いますよ。組織に入って、目の前にある仕事をやるのはみんな同じだけど、その仕事をどうやってこなしていくか、どう考えていくかで将来図が変わってきますよ。
北村 この新卒のタイミングを逃したら、機会が与えてもらえにくくなるからね。前職で経験を積んだから今のステップがあるし、第一ステップとしての就職でどんなことを学ぶかですよ。
大濵 いきなり結果を求めてはいけないと思います。
北村 結果も理由も後付けだからね、大人ってずるいね。
大濵 現在過去未来がある中で、花が咲くときは、いつかのタイミングでその花の種まきをしていたってことになるんだよね。
水野 なるほど、種まきなんですね。
大濵 だから、花が咲くための種まきをいつするかが大切で、たまに振り返りどんな花を咲かせるために、どんな種を蒔くかを考えてみるとよいですよ。

悩むことに無駄はない! 面白いことに出会おう!

北村 どこでも仕事って面白いと思うし、面白くないと思う人はどこでも面白くないよ。だから、どういう感覚で就職活動するかが大切ですね。
大濵 嫌なことも落ち込んで話すのではなく、笑って楽しめるようにしたほうがよいですよ。
渡辺 そのときの感覚で楽しくってことですか?
大濵今ある選択肢を、自分がどう選ぶかで変わってくるし、それが人生においてターニングポイントにもなるのだと思いますよ。
渡辺 そうなんですかね。
大濵 こうなりたいと思って、それを目指して動いていくパターンもあるし、いつか今までやってきたことを振り返ったときにそれが経験になって、そこから動くっていうパターンもあります。就活したくない時期はどうやって過ごすか。時間がたった時にそれも経験になるから、今は大いに悩む時ですよ。

失敗を恐れず、果敢に元気よく会社に行けばいい!

渡辺 これを読んでる学生たちに伝えたいことはありますか?
大濵 常にトライ&エラーで進めばいいって言いたいですね!
水野 挑戦と失敗を繰り返すようにですか?
大濵 はい!でも、エラーっていうのは失敗ではなくて、トライを諦めてやめたら失敗。何かやろう!ってことに対して離脱することが失敗だと思います。だから、仕事や学校のことでミスしたって思ってもやめるんじゃなくて、この方法は合わなかったんだ!って思えたらそれを次に活かせばよいけど、同じエラーを起こすのはよくないですね。そして、求められていることを感じとれる人間になるには、現場で「なんで?」って思うことを通して学んでいかないといけないんです。その中でも一番大事なのはなんだと思いますか?
水野 何でしょう?
大濵 元気よく会社に行くこと!たとえ前日に何があっても、ちゃんと行くこと!
北村 それは本当にそうですね。実は僕、この対談緊張するし行きたくなかったんですよ。
渡辺 そうだったんですか!
北村 でもね、来たら楽しいし、来なかったらこの経験は出来なかった。だから、嫌だって思ってたら辛いだけなんです。
大濵 仕事なんて、いくら有能でもいつ来るか分からない人に仕事を頼めないから、この人に頼みたいと思える「信頼」を作る事が大切です。そのためにはまず元気に出勤、通学する事が大事ですよ。
渡辺 ちゃんと元気に行けるようなメンタルや環境を自分で調整しなさいって事ですね。
大濵 私は子供がいるから出勤できませんって言えないような職場にしようと思ったから、気付いたら自分と同じ子供がいる主婦さんたちが多い会社になってました。
北村 今の学生さんって、「耳ダンボ」って通じます?
水野 なんとなく…
渡辺 わかりますー!
北村 とりあえず人の言葉はなんでも聞くだけ聞いといたらよい。それから自分で聞いたことを選別して、実行に移していったらいいですよ。

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